やっと!やーっとだ!めちゃ待った!
この記事は前回の続きです。
前回の記事は以下のリンクからご覧ください。
2024年 9月26日。
やっとJR九州ネット予約でチケレスサービスが始まるぞ!JR九州がインターネット予約サービスでチケットレスサービスを開始しました。
チケットレスサービス導入により、「みどりの窓口」や「みどりの券売機(指定席券売機)」で予約したきっぷを受け取る必要がなくなり、予約時に発行されたQRコードを改札機にかざして入場するということで、博多駅や大分駅の行列がやっと解消されるのではないかと期待されていますが、実際どんなものか試してみようと思います。
まずは予約してみる
まずは実態はほぼブラウザアプリのJR九州アプリで予約してみようと思います。
ブラウザ(Web)版でも予約操作の時点ではあまり違いがないので、操作は同じだと思います。
列車の時間を調べる
今回は大分駅から小倉駅までの列車を指定席で予約しようと思います。
まず、いつも通り画面下中央の「列車予約」と書かれたところを押すと時刻検索の画面が出てきます。
いつも通り「出発駅」・「到着駅」・「乗車日」・「時刻」・「人数」を入力します。
(例は小倉までですので操作は不要ですが)もし博多まで行く場合は「小倉⇔博多間の新幹線や、九州外の発着を含める」に入っている☑をタッチしてチェックマークが入っていない状態にして「検索する」を押します。(☑のままだとQRチケット対応でかつ安いきっぷが表示されないため)
すると、列車の案が出てきますので、乗りたい列車を選択します。
これも今までと一緒です。
割引きっぷを選択する
そして、「きっぷ選択」という画面が出てきます。
元から「安いきっぷで行きますか?JQカード会員価格で行きますか?それとも通常金額で行きますか?」というのを選ばせる画面ですが、QRチケレス導入してからは「九州ネットきっぷ」などのQRチケレスが使えるオトクなきっぷにはロゴが表示されるようになりました。
なお、操作は今まで通りですので、「九州ネットきっぷ」を選択します。
座席を選択する
続いて「座席位置」。
これは今まで通り座席位置を選択するだけの画面です。
【新登場】乗車方法の選択
そして、QRチケット導入で登場したのが「乗車方法」の画面。
QRチケレス対応のきっぷにはこのような「スマホで乗りますか?今までのように発券しますか?」という問いが入ります。
なお、QRチケレスはクレジットカード決済のみ利用可能のようですので、「『コンビニエンスストア、銀行ATM・ネットバンキング、駅支払い』でお支払いの場合、ご利用できません。」という注意事項が表示されます。
お支払い(使用クレジットカード)選択
先程の画面でQRチケレスを選択したら、「お支払い方法」の画面になります。
先述の通り、QRチケレスはクレジット決済のみしか使えないようですので、「コンビニ・ATM」や「駅・窓口」の項目が無効化されています。
ここは今までのように登録したクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードを選択して予約内容を確認します。
予約内容を確認
「予約内容の確認」の画面は上部は今まで通りでしたが・・・
下部はQRチケレスの注意事項や利用方法が表示されるようになっています。
予約完了
予約が完了するとアプリのトップ画面に予約情報が表示されます。
「乗車準備(QR表示・読み込み)」を押すと、QRチケットも表示できるようになります。
ちなみに、当日じゃなくてもQRコードは表示可能でした。
乗車準備
アプリのトップ画面に「乗車準備(QR表示・読み込み)」という項目がありますのでタッチしてみると、チケット代わりのQRコードが表示されました。
下記には、今まで通りきっぷとして受け取るための「QR⇔発券」のボタン、予約内容やきっぷを他の人に共有するための画面へ進む「予約確認」、無人駅に設置されているポスタータイプの改札でQRコードを読み込ませるための「ポスター改札」の3項目が表示されていました。
やっぱ紙のきっぷにする
「大人数で改札を通過するのに手間がかかる…」という時は「発券モードにする」という方法があります。
先ほどの画面の「QR⇔発券」を押してみると、「切り替えますか?」というメッセージが表示されるので、「切り替える」を押すと・・・
QRコードにぼかしが入り、「みどりの窓口」または「指定席券売機」で発券するようにお願いする文言が出てきます。
ただ、(今回は1人で利用したため詳細は不明でしたが)複数人にも対応しているようで、同行者全員がスマホを持っているのであれば、LINEやメールなどで送ることができるそうです。
また、代表者が人数分のQRコードを改札機に読み取らせることで入場することができるそうです。
乗ってみよう
乗車は簡単。
先程のQRコードを改札機の読み取り部分にかざすと「チャイムが流れる」(または「『ありがとうございます。』と流れる」)ので、入場処理が完了し、そのまま進むことで入場できます。
入場後にリロードマークを押すとQRコードの周りが白から緑色に変わります。
自動で変化せず、リロードマークを押さないと変わらないところは惜しいですが、これはそのうち改善されたりして…
降りてみよう
降りるときも乗車時と同じ。
先程のQRコードを改札機の読み取り部分にかざすと「チャイムが流れる」(または「『ありがとうございます。』と流れる」)ので、改札を出ることができます。
改札読み取り後にリロードマークを押すと、QRコードの周りが灰色になりました。
出場後にJR九州アプリを再起動してみるとトップ画面からは予約情報が消えていました。
もう一度チケットレス画面を見てみる
このシステムは改札機に読み取った後、リロードマークを押すことで色が変わります。
「入場前」は白、「入場済(乗車中)」は緑、「出場済(降車後)」は灰色に変化します。
偽造・スクリーンショット対策用だと思われるの赤い電車のイラストは「入場前」と「入場済」のタイミングだけで表示されます。
気になるQRコードの内容ですが、読み取ってみても文字化けした状態で表示されました。(文字化けを修復しようとしてコード変換しても人力で内容を読み取るのは難しい状態でした。)
最近、不正乗車に対してうるさいJR九州ですが、きちんと偽造対策がされていて感心しました。
ただ、毎度毎度リロードマークを押さないといけないのは惜しいので、サーバー増強とかでさらなるストレスフリーを目指してほしいです。
感想
めちゃくちゃ便利すぎて取材後も何回か使いました。
営業系の部署にお金が回ってこなかったのか、技術の確立に時間がかかったせいなのかは知りませんが、サービス開始が遅いように感じる一方で、しっかりとしたシステムが出来ており、サービス拡張が予定されている今後が期待できます。
あとは全JR線でQRコードのきっぷが使えるようになり、便利になるといいなと感じました。(JR東日本も同じようなことを始めますし…)
参考資料
JR九州インターネット予約案内ページ
https://www.jrkyushu.co.jp/yoyaku/
「ネット予約でQRチケレス」案内ページ
https://www.jrkyushu.co.jp/yoyaku/qrticketless/
編集後記
ちなみに福岡まで行って何をしてたかというと…
もつ鍋で飲んでました。
この時、まだ外は暑かったですがね…