お江戸へ行ってきた
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お江戸へ行ってきた

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休み短しさまよえ旅人
Published
February 28, 2025
こんにちは。 Sumögåsbordです。
 
先日、関東の方へ行ってまいりましたので、その様子を誰に頼まれたわけでもないですが公開いたします。 RooLone Hangout(Misskey)でリアルタイム更新していましたが、この記事はそれをまとめたものになります。
それでは見ていきましょ。

行程

今回の旅の行程をざっとご紹介するとこんな感じです。
🗺️
1日目:別府→八幡浜→高松→(サンライズの中で1泊) 2日目:→東京→秩父→宇都宮(ホテルで1泊) 3日目:宇都宮→東京→福岡→別府
普通の九州人なら、サンライズに乗るために高松へ行くには「新幹線で岡山に行って、そこから快速マリンライナーで高松へ行く。」とするでしょう。
しかし、我々大分県民にはそれよりも安くて旅情の塊のようなルートがあります。 それは「八幡浜に船で渡って、八幡浜から特急列車で高松を目指す」というルートです。
大分県内には別府または臼杵から四国へ向かうフェリーがあり、それとJR四国の特急列車を使うと新幹線ルートよりも多少は安くなります。なお、時間は倍かかります。 今回は、瀬戸内の端くれである(?)大分県民らしく、そのルートで行ってみたいと思います。

旅行レポ

1日目 - 別府→高松

まず八幡浜へ

さて、やってきたのは別府国際観光港。 乗っていくのは宇和島運輸フェリーです。
この時間は、宇和島運輸フェリーの船の中でも最も新しい「れいめい丸」。 これに乗って八幡浜を目指します。
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旅行のお供であるアルコールも早速登場です。
船内の様子ですが、休日だったからか子ども連れの方が多くいましたね。
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そんな中、仕事で疲労困憊のSumögåsbordさん。 小さくて硬い枕をサッと出して、コートをブランケット代わりにして爆睡を決めました。 なお、私には「深夜バスに乗る前に居眠りしてしまった結果、全く車内で寝ることができなかった。」という苦い過去を持っていますので、寝るのであればこのタイミングで寝るしかなかった気がします。
 
気づけば下船10分前。
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窓には八幡浜のみかん畑が見えてきたところで、枕を所定位置に戻し、コードを着て、荷物も整理して、いつでも降りれる状態へ。 下船開始の案内が始まったので、私も船を降りて駅へ向けて歩き出しました。
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徒歩利用者が結構いたので、「もしかして、私のように列車で松山。はたまたサンライズ瀬戸で東京にいくのでは???」と思いましたが、大体の人は桟橋でお迎えの人がいたり、フェリーターミナル前にある駐車場に向かったり、バスのりばへ向かっていました。 が、駅まで歩いて行ったのはどうやら私だけのようです。
そういや、何度見てもこの時間の八幡浜港は綺麗なので好きなんです。 特に、フェリーターミナルの展望台から見る景色は格別です。
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ただ、今日はそんなことを放って駅へ向かうしかありませんでした。

高松へ

フェリーの時間に合わせて八幡浜駅行きのバスが出ていました。 何もなければ、このバスを使ってもいいのですが、今回は時間に余裕があったのと、ワケがあって歩く必要があったので「乗っていかないか?」と言わんばかりに通っていくバスを横目に歩みを進めました。(しかも、休日はあんまりバスが走っていなさそうなこの地域では珍しく2回も遭遇しました。)
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さて、この後乗車するJR四国の特急列車「宇和海号」は、ちょっと前まで雪により運休していました。 正直「四国の割には雪で運休とか珍しいな」と思っていましたが、歩いていると理由がすぐにわかりました。
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なんと、まだ雪が残っているのです。
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幹線道路はある程度溶けていましたが、ちょっと目線を山にやると、まだまだ溶けていないところがありました。 これは、雪に慣れない地域では運休になりますね。
そんなことを思いながら歩いていると、目的地に到着しました。 愛媛の人なら人生三度はお世話になるはずの「フジ」です。
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「自ら自滅の方向を選んで進んだ結果、見事に皆から見放されて死にかけているテレビ局」ではなく、これはスーパーマーケットのフジです。
ここで、色々食料品を調達します。 なんせ今日の行程の中で、物を買う余裕があるのはここでしかないのです。
個人的にはフジは、店内で焼いて提供しているパンが好きだったりしますが、この日のラインナップが私の好みと一致しなかったことと、お腹がパンで満たされないほど空くだろうという想定もあったので、惣菜コーナーにあった「スタミナ丼」を購入。 この他、私がキリンビールの銘柄の中で唯一好んでいる「晴れ風」、家に4本は絶対あるほど信頼できる「シン・ニッポンのレモンサワー」トロピカーナの岡山桃のフレーバー、日本の”都”である京都を素通りして江戸へ行くのは失礼だと思って購入した「伊右衛門」を購入。
これに合わせて「ニベアクリーム」も購入。実は使うのも買うのも人生初だったりします。 これから北関東の空っ風に出会うというのに、年を二十なんぼも取ったせいか、手が乾燥で荒れに荒れ、ついには切れてしまう状況になってましたので、非常に助かりました。
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フジを出て、少し歩けば八幡浜駅に到着です。
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八幡浜からは特急「宇和海24号」に乗車。 車両はおそらく検査明けか単純にメンテが良かっただけと思われるピッカピッカの2000系でした。
八幡浜〜松山は「(個人的)飽きてしまうほど乗っている区間」ですので、まぁあっという間でした。 もう、「(意外とファンが居て本人が驚いている)Sumögåsbordファン」の皆様にとっては書く必要も読む必要もないですね。2000系のようにサッと飛ばします。
 
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松山ではここ最近から始まった対面乗り換えで「いしづち30号」へ乗り換えました。 ちょいと前まで使われていた地上ホームでは同じホームで縦列駐車をしていたため、「宇和海号」から「いしづち号」への乗り換えは、非常に短い乗り換え時間で9両分ぐらい歩く必要があったのですが、つい最近使用を開始した高架ホームでは3両分ぐらいの移動で済みました。本当に便利になりました。
さて「いしづち号」ですが、リニューアル前の8000系でした。 いつも、バースデイきっぷでグリーン席はお世話になっていますが、普通車の自由席は今回が初めて。指定席やグリーン席とは違い、さっきまで乗っていた2000系とあまり変わらない座席で終点の高松まで乗車しました。
まあ、特に何もすることがなく、時間と距離を稼げればいい状況だったため、記事作成がまぁ捗りました。 記事作成に集中しすぎて、今治から多度津の間がこれほど短く感じたのは初めてかもしれません。
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列車は宇多津駅に到着。 後ろに繋いでいた「しおかぜ号」と別れて高松へ向かいます。
正直、どっち乗ってても「サンライズ瀬戸号」には乗り換えができますが、今回は最初から「サンライズ瀬戸号」に乗ってみたかったので、ここはあえて終点の高松へ向かいました。
 
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列車は終点・高松駅に到着
ここで、フジで買ったスタミナ丼に箸をつけるのを忘れてしまったのと、晩酌をもっといいものにしたかったので、駅構内のセブンイレブンでいろいろ調達しました。
 
さて… いよいよあの列車に乗って行こうと思います。
 

1-2日目 - 高松→東京

憧れの列車を楽しむ

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今回の旅の主役「サンライズ瀬戸号」の登場です。 これに乗るためにここまで来ましたからね。そりゃワクワクしちゃってしちゃって…
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今回は、寝台個室の中では一番低いグレードである「ソロ」を予約しました。 部屋が非常に狭く、モーターなどの機器が搭載させているため、居住性は他の客室と比較して劣るようですが、その分値段が安かったので「サンライズエクスプレス入門」にはちょうどよかった気がします。(「のびのびシート」は別。私はちゃんと寝たいのさ。)
 
さて、サンライズエクスプレスといえば、「ソロ」がある10号車にシャワー室があり、シャワーを使うためにシャワーカードの争奪戦が行われているようですが…
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当然敗れました。 これを見越してあらかじめ自宅でシャワーを浴びておいたのである意味正解だったかも?
 
列車は定刻通り高松駅を発車
部屋の中でやることといえば… そう。「居酒屋・サンライズ瀬戸」開店です。
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八幡浜のフジで買い物をした分に加えて、高松駅のセブンイレブンでカップデリと野菜スティックを購入しましたので、これでもう満足ですね。
 
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列車は瀬戸大橋を渡り、私は晴れ風を飲み、ツマミを食う。 心の中で椎名林檎の「人生は夢だらけ」を歌いながら、幸せを噛み締めていました。
 
列車は岡山駅に到着。 後から来たサンライズ出雲と連結をして東京を目指します。
連結シーンは寒かったので諦めました。 すで「また乗りたいな」と思っていましたので、次回撮影したいと思います。
 
気づけば列車は岡山駅を発車。 「非常時以外は放送を控えさせていただきます。」という放送が流れ、サンライズエクスプレスはおやすみモードになりましたとさ。
 
一方で、暇になった私は車内の見物をしていました。
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さて、寝るとしようか。
 

2日目 - 東京→秩父

気づけば首都圏。

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おはようございます。
浜松や富士あたりで何度か目が覚めたりしましたが、最終的には小田原あたりで目が覚め、気づけば大船あたりを走行していました。
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列車は東京駅に到着。 さっきまで乗っていた列車とお別れをし、一旦外に出て、新・1万円の裏側に描かれるほど見事な駅舎をカメラに収めました。
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さて、ここからは秩父へ目指します。
 

ラビューに乗って秩父へ

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東京はいろんな路線がありますが、せっかくなので「お試し期間が故に多種多様な客が乗っているせいか、治安が悪い」という噂がある中央線グリーン車で新宿へ。
グリーン車はあくまでもお試し期間中でしたので、フルサービスで営業を行っていませんでしたが、治安は悪くなく、快適に新宿まで移動しました。(たまたまタイミングが良かっただったかもしれません。)
新宿からは埼京線の各駅停車[要出典]に乗車し、池袋へ。 池袋からは西武線に乗って秩父を目指しますが…
 
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今回の2つ目の目的「Laview(ラビュー)」こと西武001系に乗車します。 もともと、おしゃれな鉄道車両が大好きですし、さらに言えば日立A-Trainシリーズが好きですので、今回の乗車は楽しみにしていました。
 
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前面が非常に丸く、まるで弾丸が走っているように見えるのが001系の特徴ですね。 全体的にシルバーの車体で美しい一方で、窓が非常に大きいのもポイントですね。
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内装は座席やデッキが黄色で統一されており、どこかJR九州の815系ぽさを感じます。(あ、あれもA-Trainでしたね。) その一方で、天井や壁の化粧板は白で統一されていますが、目が疲れたり眩しすぎるわけではなく、かえって非常に快適な車内空間が演出されていました。
 
そんな車両を使った特急「ちちぶ号」に乗って秩父へ
乗る前に西武池袋駅のファミマで朝飯としてサンドイッチなどを購入。 サンドイッチを食ってお腹を満たしていたら、列車はいつの間にか入間市へ。
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だいぶ都心から離れたため、結構のどかな景色が広がっていました。
 
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列車は飯能駅に到着。
ここで「ちちぶ号」は、列車の進行方向が変わります。 ん、どこかみたことがある風景ですね・・・
ということで、特急ソニック号に乗り飽きるほど乗っている人間の出番です。 非常に慣れた手つきで座席を自分の席と前後の席まで回して秩父へ向かう準備をしました。
 
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飯能を出た列車は、都会やその周辺の住宅街を走っているイメージのある大手私鉄とは思えないほどの山間部を縫うように走り、列車は秩父へ到着しました。
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西武秩父駅って満喫できるんですね

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西武秩父駅に到着。 駅構内は西武鉄道の子会社が運営する温泉施設が併設されているんですね。駅の情報を調べずに来たので、ちょっと驚きました。 駅前の観光案内所で観光地の情報収集や懐かしいアニメ作品の聖地であることを再確認していたら、温泉施設が開店したためひとっ風呂浴びました。 サンライズエクスプレスでシャワーに入れなかったため、ちょうどよかったよかった。
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温泉施設は後払い制。 靴箱の鍵にICチップが付いており、入浴料金や貸しタオル代、マッサージ機代を鍵についているICチップをタッチさせることで、料金が加算されるというハイテクな施設でした。 浴槽も種類がそこそこあり、メンテナンスも行き届いており、めちゃくちゃ快適でした。
 
その施設内にはお土産コーナーやフードコートが併設されており…
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日本酒の飲み比べをやってみたり…
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この辺りの名物である「肉汁そば(※実際はうどんがメジャー)」をいただきました。 ここめっちゃいいわ。

2日目 - 秩父→宇都宮

のんびりノープランで川越へ

さて、温泉や食事を楽しんだ私は宇都宮へ向けてのんびりと移動を始めました。
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まずは、西武秩父駅から歩いて数分のところにある御花畑駅へ。 ちょうどタイミングよく、東急からの譲渡車両が来ました。
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正直、非常に親近感のある名前の駅ですね。 この駅名標なんかは「お」がなければ、福岡・久留米の駅にしか見えない気がするのは私だけ?
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さて、列車は秩父の谷を羽生へ向けて走っています。
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本数と客数が少ない割には単線電化という田舎の地方私鉄にしては設備がいいのですが、これはこの辺りでセメント輸送を行っているからのようで、秩父駅で運搬用の貨物列車が停まっていました。写真を取り忘れたのが悔やまれます。
 
ぼーっと前面展望をしていたら、列車は寄居駅に到着。 寄居駅では秩父鉄道から東武東上線へ乗り換え。
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どうでもいいですが、寄居駅は改札口が1つしかない一方で、各路線への通路に入り口には簡易のIC改札機が設置されているという面白い構造をしていました。
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さて、東上線ホームへ。
東武東上線というかなり利用客の多そうな路線でも、末端区間は利用客が多くないせいか、古の車両を4両に縮めたような編成が来ました。
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ま、JRに至っては1両の気動車が呑気にやってきましたので、そんなもんでしょうね…
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東武東上線の普通列車でとりあえず森林公園駅へ進み、森林公園駅で池袋行きの急行に乗り換えたのですが、疲れがどっと出てきたせいか列車内では爆睡しており、写真を撮り忘れてました。さーせん。

とりあえず川越に来た

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なんやかんやで、川越の有名な「蔵のまち」まで来ました。 せっかくなので、おやつを食べに菓子横丁へ行ってみましょう。
 
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「蔵のまち」まではバスで来ましたが、この手の街並みを観光地としているところって「幹線道路を別に作っておとなしめにさせている」のが一般的なので、ここもそうかと思ってましたが、ここの場合は、まあ車通りが多いというか、乗ってきた路線とは違うバスも多く通るほどの幹線道路なのですね。これはこれで江戸っ子らしく騒がしい気がして悪くないですね。
 
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さて、菓子屋横丁へ。 菓子屋横丁は駄菓子屋が多く軒を連ねるところとなっていますが、駄菓子自体あんまり食べない人間なのに、それが大袋で売られているので、ここはあえて簡単に食べられるものに。
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「抹茶あらた」の抹茶入りのシュガーバタークレープ
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その店の向かいにあった店「亀屋」の「からみ餅」という大根おろしと醤油のタレのかかった餅を食べました。
和洋折衷でお腹を満足させました。 あ、芋系のスイーツを食うの忘れた…
 
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その後、川越の街を歩きながら川越市駅へ向かい、東上線で1駅移動し、川越駅からJRで宇都宮へ。 まずは川越線で大宮へ向かいます。

現実を知りながら宇都宮へ

川越駅は川越線の運行系統の境となっており、大宮方は埼京線で使われる10両編成のE233系が来ますが、高麗川方は信号も「進んでよし(青)」「進むな(赤)」の2つしか出さない上に、列車も209系4両がなんとワンマン運転でやってくるという、どこぞの鹿児島本線・田原坂付近かのような状況になっているんですね。首都圏でこの設備・格差には驚きました。
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そんな現実を見ながら私は10両編成のE233系に乗って大宮へ向かいました。
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大宮からは宇都宮まで宇都宮線の普通列車で直接向かいます
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車両はE231系。座席は当然グリーン車です。 距離が長いというのもありますが、どちらかというと「グリーン車をICカードで乗って、天井についているカードリーダーにカードをかざしてランプの色を変える」ということがしたかったのです。なんなら、ホーム上の券売機も使いたかったので、わざわざ家に眠っていたPASMOをひっぱり出してきました。
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とりあえず座席に座って、頭上の読み取り部にかざして、ランプが緑になればOK。 ずーっとMisskeyで地元の話をしていたらあっという間に宇都宮につきました。
 
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以外と乗ったことない東海道線向けのE231系。 さすがは大都会。15両と非常に長い列車が当たり前のように走っています。
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今宵の宿はアパホテル。どこかのホテルを買収したパターンのアパホテルでした。 本当はライトレールの沿線にあるルートインにしていましたが、日程の都合上こちらへ変更となりました。
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3日目 - 宇都宮→福岡

ライトレールを知る。

おはようございます。 最終日です。
まずは、前から乗りたかった「宇都宮ライトレール」に乗車宇都宮駅前から芳賀・高根沢工業団地までを往復してきました。
新しい路面電車ですので、真新しい設備や普通の路面電車とは違う設備が多くて、いろいろ見ていました。
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途中まで特に異常なく運転していましたが、乗って2つ電停を過ぎたあたりで無線による一斉連絡があり、鬼怒川橋梁では20km/hの徐行規制が発令されてしまい、乗っていた列車が少々遅れてしまいました。
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ところで、HU300形のかっこいい外見かつヨーロッパの車両のような洒落つつも落ち着いた内装に、電停の「近代的だけど、木材を使うことで無機質すぎないデザイン」にしている感じ。 どこのデザイン会社がデザインを担当しているのか気になっていたら、形式ステッカーの横に書いていました。
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さすが、GK。いい仕事しやがる。
 
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どうでもいいですが、信号制御は従来のパンタグラフを検知する方式ではなくて、車内のボタンと地上子を用いて車両と地上設備とやりとりさせるタイプなのですね。これはあまり見ないので面白い。

上野を経てあの店へ

さて、宇都宮駅に戻り、JRで東京都心へ向かおうとしていたら… 宇都宮線の一部区間で徐行運転を行っているため、列車が遅れることに。 ライトレールでは見事に強風による被害を受けていましたが、JR線内でもその影響を受けました。
 
更に乗車予定の列車が行き先を変更。 「普通・平塚行き」が「普通・上野行き」に。
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たまたま、行きたいところの都合で上野までのグリーン券を購入していたので特に問題はないのですが、場合によっては無駄になるところでした。
 
これは運がいいのやら悪いのやら。 ついでに終点の上野駅は、寝台特急が多く出ていた13番線に入れば御の字だな。 そう思いながら列車に乗車。
列車は他路線からの接続などにより、定刻の6分遅れで宇都宮駅を出発しました。
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沿線は空っ風が吹くような乾燥した地域。ましてや風が強い状況。 窓の外を見ると、まるで黄砂によって明らかに空気の悪いような中国の街のように砂が渦を巻いていました。
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列車は徐行区間である古河〜栗橋間へ。 この時、20km/hあたりで走行していたので、まあ1駅感が長かったです。
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色々あって、列車は上野駅に到着したのですが、上野東京ラインに直通しないせいか地上ホームへの奥の方へ… これは…
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なんと、軽く願っていた13番線ホームに到着。 寝台特急が多く発着していた格式高きあの13番線に普通列車で降りたわけですから、これは西側の人間としては驚きでした。
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その後、銀座線で浅草に行き、非常に慣れた足取りで地上に上がって到着したのは・・・
 
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「神谷バー」です。
バーといっても実際は大衆酒場のようなもので、入り口で食券を購入し、品のあるウェイターに食券を渡すようなお店です。もちろん、つまみというか軽食レベルではないようなご馳走も出てきます。
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当然ここで飲むのは「電気ブラン」。 ブランデーをベースにワインなどを調合したカクテル。というかちゃんぽん酒。 名の通り、下にピリッと来る刺激と感電して動けなくなるような強い風味がクセになります。
さらに、強力な電気ブランの刺激を薄めるためにチェイサーである水を飲むのが一般的ですが、通というか酒ヤクザの人になると、ビールをチェーサーにしてしまいます。 ま、私のその一人です。
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そして、ここのもう一つの好物が「ビーフシチュー」。 酒場ででるようなクオリティを超えており、これを食べるためにここに来たといっても過言ではありません。
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さらに、「電気ブラン」のクラシックタイプである「電気ブラン・オールド」も飲んで酔いを加速させ…
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ビーフシチューとともに絶対食べておきたい「メンチカツ」もいただきました。 この4つは絶対に食しておきたかったので、大満足です。
なおこの時、本来乗る予定だった京急のエアポート快特を逃しております。(それほどあの店は良いのさ。本当に。)

遅れが遅れを呼び結果オーライ

逃したエアポート快特の代わりに後続の羽田空港行き・特急に乗車。と思いましたが、京急車に乗りたい気分なのに京成車が来そうな気配がしたので、その前を走っていた三崎口行き・特急に乗車。案の定、京急車で運行されていました。
乗車後、搭乗予定だった飛行機の遅れを知り車内で安堵する一方で、泉岳寺駅まで京急の空気を十分に楽しみ、泉岳寺から本命の羽田空港行き・特急に乗車。
 
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やっぱ京成車が来たああああ
その後、羽田空港に到着してからは、神谷バーに行く時並に慣れた足取りで保安検査を通過。 無事に何事もなく安全な人間であることを証明してきました。
 
相変わらず落ち着かないPOWER LOUNGEで飛行機の更なる遅れを知りつつ、この記事の3日目部分をざっと書き、いざ搭乗口へ。
 
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飛行機は真っ黒な機体でお馴染みのSTAR FLYERです。 個人的にメインで利用している航空会社で、今回はSTARFLYER Premium Cardで貯めに貯めたマイルで乗って行きます。
機内も座席が黒で統一。 これがかっこいいのさ。
 
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飛行機は遅れつつも離陸。 きれいな富士山の様子や福岡の夜景を見ながら福岡空港へ向かいました。

ピンチがありながらも地元へ帰りました。

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さて、飛行機は1時間遅れで到着。 あとは高速バスに乗って帰れば終わりのところ、ここで緊急事態発生。
定刻なら天神で飯を食う時間があるぐらい余裕のある時間の便で予約していたのですが、それが間に合わない事が判明。 また、西鉄バス系が使用している予約システムは「始発バス停発車の30分前までに変更などをしないといけない」仕様なのですが、Wi-Fi非対応の飛行機に乗っていたため、どうあがいても予約変更やキャンセルができない状況に。
しかし幸いなことに、乗車する別府行のとよのくに号が福岡空港国際線ターミナルに停まる為、ターミナル間の連絡バスに乗車、国際線ターミナルへ移動し、国際線ターミナルの高速バス乗り場から乗ることにしました。 (ちなみに、私のように天神や博多でバスを逃して福岡空港まで来て乗るケースは結構あるとのこと。)
連絡バスにあと一歩のところで乗り遅れそうになる中、非常に優しい運転手が私を見つけてドアを開けて乗せてくれた上に、乗せてくれたお礼を言うとしたら運転手から励まされ、福岡の人情深さに泣きそうになりつつ、国際線ターミナルへ。
 
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福岡空港国際線ターミナルからは、最後の乗り物である高速バス「とよのくに号」に。 今からのる「とよのくに号」といえば「車両は西鉄が所有しているが、亀の井バスに運行と管理を委託している」ということがあり、個人的には「西鉄バスの皮を被った亀の井バス」なんて呼んでいますが、今回はその「西鉄バスの皮を被った亀の井バス」である西鉄運行便がやってきました。
こうしてみても、西鉄の車にしか見えませんが、運転手や運賃表が亀の井バスの人・モノでした。 気分はすでに地元に帰り着いてしまいました。
 
そんなバスの中で爆睡していたら、物理的にも別府に到着していました。 別府に到着後は・・・
 
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東京でも食えそうなラヌーンを食べ、帰宅しました。
 

終わり

今回の旅。 いかがだったでしょうか?
一人旅っていいですね。
 
それでは、また。